第162回支部学習会報告
6月17日(日) 第162回支部学習会が「ふれあいみんなの館・さばえ」において9名の参加で開催されました。
今年度の支部学習会は「手話表現を考える」をテーマに手話通訳レッスンDVDを使いながら学習をしています。
まずはじめに、前回の復習も兼ねて、さまざまな場面での手話通訳の実践技術についての説明がありました。
手話通訳レッスンDVDにはテーマ毎に2つの手話通訳表現が収められています。
表現例1 「日本語対応手話」の表現
表現例2 ネイティブな手話を使うろう者に、より理解しやすい手話表現
会場にいる通訳対象者を想定しながら、表現の工夫や、伝えるための技術について学びました。
「ステージ手話通訳の時、通じない手話では『手話踊り』になってしまう」
「日本語対応手話か?日本手話か?ではなく、来ている聴覚障がい者の理解できる手話を選ぶことが大切」
「ろうあ者がわかる手話表現をするようこころがけること。そのためには工夫が必要。単語を並べるだけの手話では上すべりになる。意味が何であるのか考えながら、具体的な表現をすること」
「同じ言葉でも多くの手話表現があることを理解し、そのときどきに合った手話表現を選択すること」
などなど貴重な指摘がありました。
今年度も、福井、鯖江を皮切りに各地で支部学習会を実施します。
自分の手話通訳を振り返り、スキルアップをはかりましょう!
どうぞ、お気軽にご参加下さい。
2012年6月21日