新年の挨拶

事務局

賀春

 新年明けましておめでとうございます。 旧年中、会員の皆様には支部活動への参加をはじめ班活動、北信越ろうあ者体育大会、県ろう協会各事業への参加、「手話言語法制定を国に求める請願運動」、聴覚障害者の参政権を守る「政権放送を見る会」等々のろうあ運動への参画など、獅子奮迅されたことに感謝申し上げるとともに、今年の更なる活動に期待いたします。

 福井県ろうあ協会丸山会長の年頭の挨拶で「誰もが暮らし易い社会の実現」を目指し「ろうあ運動」の「継続」の必要性を挙げておられます。

 私たちの団体は「手話通訳問題研究会」の名の通り、「手話」や「手話通訳」や「ろうあ者問題」について「ろうあ者の暮らしから学び」「運動する団体」です。昨年全通研が40周年を、福井県支部(現 福井県手話通訳問題研究会)は30年目を向かえ、新たに今後10年間の長期ビジョンを本部も支部も作成する時期になりました。

しかし、激動する世界情勢 例えば韓国社会の歪が生み出したセウォル号事件 地下鉄事故、イベント会場の落下事故、ナッツリターン事件、原油価格の暴落によるロシアのルーブル下落、中国船の密魚、イスラム国の侵攻等々や国内では相次ぐ天災や消滅可能自治体(福井県は4市5町が該当)の発表、障害福祉サービス報酬引き下げ(案)、高齢者介護保険の負担増(案)など目まぐるしく変遷し、国政では昨年末の衆議院議員選挙、今年4月統一地方選挙、来年は参議院議員選挙もあり一方では原発の再稼働と廃炉(福井県は3基予定)の問題、憲法改正を目指し国民投票を実施する案など社会の変動要因が多すぎて、漠然とした長期ビジョン作成になる可能性もあり、是非とも会員の皆様にお知恵を拝借したいと思います。

一人で様々な問題にぶつかると解決は困難になりますが、集団で対応すれば道が開けると思っています。今年もひとりひとりの会員さんの意見に耳を傾けながら支部活動を進めて行きたいと思っています。

 最後になりますが、皆様の御健勝と御多幸をお祈りし、新年の挨拶とさせていだきます。

平成27年 元旦

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