第164回支部学習会
10月28日、第164回支部学習会が大野市の結とぴあで行われました。
今回のテーマは「個人通訳・身近なことの相談編」。
『手話通訳レッスン 初心者コース9』を利用しての学習です。このDVDはろう者が質問をし、それについて回答があるという形式になっています。
同じ1つの話に対して「日本手話」と「日本語対応手話」が収められています。
学習の流れ
「子どもが風邪をひいたとき、お風呂に入れてもよいか?」
「年金にについて」
DVDからこの2つの内容をピックアップ。
① 音声を消し、手話映像を見て意味をつかむ
② 読み取り通訳をする
③ 今度は音声のみを聞き、聞き取り通訳をする。
※通訳内容が書かれた文章に、日本語対応手話で表されていた所、また表されていなかった所に線を引く。
(学習会ではしなかったですが)日本手話の映像も確認し、日本手話のほうで付け加えられている手話表現も確認するとよい。
ポイント
・ろう者の聞きたいこと、内容をきちんとつかむこと。それによって、次に出てくる内容がいくつか想定できる。(手話の準備もしやすい)
・通訳をするにあたって色々な知識をもつことが大切。(今回の場合は風邪・年金について)
多くの質問が飛び出し、とても活発な学習会となりました。
このほか、「聴覚障がい者」=「情報障がい者」。聴覚障がい者は情報が少ないため比べること、選択することができない。それを保障することで選択肢を広げることが大切であるということも知ることができました。(ただし決定するのは聴覚障がい者)
今回の学習会では、家でDVD教材を使っての学習方法や、通訳をするにあたり、「手を動かすことの他に大切なことは何か?」を実際の体験談を交えながら学ぶことができました。
参加できなかったみなさんも次回はぜひご参加くださいね。
2012年10月29日